九州旅行

行程表はこちらに用意しました。[Jpeg形式の行程表][PDF形式の行程表]
(ブラウザの戻るボタンで戻ってきて下さい。)

2002年4月26日(金曜日)

4時半頃に起き(案外目覚めはすっきり)5時15分に妹に家に来てもらって静岡駅まで送ってもらう。静岡6時始発のこだまに乗る。この時、静岡の新幹線のホームでジュースを買おうとしていたら、突然見知らぬ外人の男性がこな君に缶を差し出した。どうやらミルクティーを暖かいのと冷たいのを間違えて買ったらしく、こな君にくれたのだ。でも飲むのは遠慮することにした・・・。朝食は持参のパン。

名古屋からは初めての「のぞみ」。車内に入る時ワクワク?乗り心地はひかりとあまり変わらない。最高速度は時速300キロ。何となくひかりより速いかな。停車駅は名古屋・京都・新大阪・新神戸・岡山・広島・小倉・博多(500系のぞみ)。 小倉の手前で関門トンネルを通過。かなり揺れたような気がしたが、あっという間に通過したので気にしなければ気がつかないかも。名古屋から博多までは3時間ちょっと。何かあっという間に九州に着いたという感じだった。

博多からは地下鉄に乗り、元祖長浜屋ラーメン店へ。赤坂駅からお店へ行く途中、逆方向へ歩いてしまったが途中気がつきUターン。ちょっとロスはあったものの無事到着。お店の扉を開けたとたん特有の?ニオイが・・・。あまり良いニオイではなかったが、ここまで来たから食べた。人はいっぱいだったが、作業服を着たおじさんが多かった。時間が無いのと店内の慌ただしい雰囲気から落ち着いて食べれなかった。予想とは違った味の感じだった・・・。値段は400円・替え玉は50円で静岡と比べると安い。

特急ハウステンボス号で博多から1時間40分かけてハウステンボスへ向かう。ハウステンボス号に乗り座席についた時、見知らぬ女性が言葉をかけてきた。切符を照らし合わせてみると、な〜んと席が重なっていた!。こんな事もあるのかとビックリ!。人が殆ど乗っていなかったから良かったけど、担当の駅員or車掌に言ったらその人は他の席へ座った。ハウステンボスに近づくにつれて田んぼが広がり、のどかな風景。15時02分に着く。まずチューリップホテルへ荷物を預ける。天気は晴れだが風は冷たかった。

ハウステンボスに入ったが、予想外に人は少なくガラガラでビックリ!。アトラクションの最終時刻が思っていたより早いので、考えた末にパスカードは使うのをやめて現金払いに。だが、アトラクションが並ばずに早く済み、パスカードを使えば良かったかも。ミステリアスエッシャー,天星館,宇宙帆船館(こな君のみ),カロヨンシンフォニカに入った。

写真:ハウステンボスの街並み

天星館は意外と面白かった。12星座の特徴の話があり、興味深いものがあった(自分の星座のことは知っているけど、他の星座の話を聞くのはあまりないし)。獅子座はロマンチスト?で面食い!?。蟹座は家庭的?。生まれた時刻がわかれば星占いをやってもらいたかったな〜。

夜に近づくにつれて、外はどんどん寒くなってきた。旅行初日ともあり、念のため夜のショーは見るのをやめた。見たかったがここで風邪をひくわけにはいかない。でも風も強かったからショーはやったのかな?。 雑誌に載っていたチーズフォンデュのお店へ。人は殆どいなかった。スパゲッティ,チーズフォンデュはもちろん、スープも追加した。値段はちょっと高めだったけど味は良かった。のんびり食事を楽しんだ後、ホテルへ向かう。しかし本当に寒かった!バスを待っている間は特に!!

ホテルの部屋でのんびりしていると奥様が急に慌てはじめた。自分達で手配した宿の宿泊費を持ってきていない!!。だいぶ大きな金額だから一瞬焦った。どうにかなったけど今度は気をつけなくちゃ。夜、明日のスケジュールを考える。

2002年4月27日(土曜日)

朝は晴れ。予報では崩れるといっていた。朝食はバイキング。まずはカナルクルーザーに乗る。景色を見ながらゆったりと進み気持ちがいい。次にドムトールン(写真右の高い建物)。上からぐるっとハウステンボス全体の景色が一望できた。海も見れていい眺めだった。

写真:ドムトールンと筆者

クリスタルドリームはちょっと美的センスが問われる?。ホライゾンアドベンチャーでは予想以上の大量の水が出てきてビックリ、意外と迫力があった。スパーケンブルグへはバスで移動した。何となくハミルトン島を思い出す風景だった。大航海体験館は揺れがあってかなり怖そうだったのでやめようと思ったけど、雑誌の内容は少し大げさに書かれてあるようだったので2人そろって乗ることにした。画面は海の上で揺れる航海船からの眺めで、それに合わせて座席も揺れる揺れる。途中がやってきて横揺れ。このアトラクションは結構ハード。奥様的にはギリギリ。でも面白かった。中では涙も誘うシーンもあり2人そろってウルウル来てたりして。

パレスハウステンボスは宮殿。建物と庭が立派!。でも本当にハウステンボスってお金がかかってそう。季節によっては宮殿の庭にバラが咲くみたい。

写真:パレスハウステンボスと筆者

時間の関係もあり水上スキーショーを見ながら昼食をしようと30分前に行ったが、運良く席が空いていて座って見ることができた。昼食は変わったパンのサンドイッチと鶏の唐揚げ。女の人たちのダンスもあり、スリル満点のショーで楽しく見れた。

写真:水上スキーショー

途中パラパラ雨が降ってきたのでショッピング・・・奥様はキューピー人形が気に入ってしまったらしく、雑誌でチェックしていたものは後悔しないようにと結局全部購入してたらしい。キンデルダイクでチーズケーキの販売をしていた。味見をしたところとても美味しいので買ってみた( Kers Kaas Taart - CHERRY CHEESE CAKE/ベージュに赤い縁の丸い入れ物、キンデルダイクのチーズ農家にて)。家で食べたらすごく美味しい!もっと買えば良かった!という話に。

行きたいところは殆ど回ったけど、もう少し時間が欲しかったなという感じ。この日は雨はパラパラ程度で、暖かな日で良かった。夕方には熊本へ向かう。列車の中で駅弁を夕食にする。熊本駅からすぐのホテルはちょっと高めだったがそれなりに接客や部屋も良かった。

写真:熊本駅の看板
JR九州って駅に到着すると「くまもと〜〜〜くまもとです」ってアナウンスだねぇ
2002年4月28日(日曜日)

天気は曇り。バイキングの朝食を食べている時、窓の外で路面電車を発見!地元にはないのでついつい見てしまう。熊本から阿蘇駅へ行く途中、スイッチバックがあった(立野駅だったかな?)。列車が進行方向とは逆に進み、また進行方向へ進む。珍しい初めての体験。そして阿蘇駅に到着。

写真:阿蘇駅

阿蘇駅に着き、熊北産交のバス停を探すがなかなか見つからない。看板があったけど会社かな?と間違えた建物がバスターミナルだった。想像したバスターミナルと違ってハデさはなく、病院の匂いがした(?)。バスに乗り、山頂に近付くにつれ薄日も差してきて景色もとても綺麗になっていった。途中10分ほど、とある場所で停車。普通のバスだと思っていたのにビックリ。風は強かったけど眺めはバッチリ!

阿蘇山西からロープウェーに乗り、山頂へ。山頂の気温は10℃ぐらい。ロープウェーから降りるととても寒く風もかなり強かった。あるおじさんが火口の案内をしてくれた。自分たちを含め10数人の観光客が話を聞いていた・・・昔、高校生が修学旅行で来ていた時に噴火したことがあったという。写真も何枚か見せてくれた。次の瞬間「この写真はセットで特別に500円!」と商売を始めた。そのとたん観光客は「なーんだ」という感じでその場を離れていった。何か話がうまいな変だなと思っていたら近くのおばさんも同じ事を言っていた。

写真:阿蘇山頂火口付近

火口からは、もくもくと煙を立てていた。内側には緑色っぽい池が見えた。またいつか噴火するのかしら?。山頂は歩こうと思えば歩道があるが、とにかく寒いし風もかなり強く、おまけにも出てきたので、少し歩いてロープウェー乗り場に戻った。うまい具合に温かい牛乳を売っているもので、買う人もたくさんいた。冷えた体を暖めるにはちょうど良いので自分たちも1杯買う。下りのロープウェーが発車するアナウンスがあったが、次の発車は5分間隔ぐらいだろうと考え、のんびりしていた。で、次の発車時刻を見てみたら・・・なんと15分間隔となっている(11時45分)。阿蘇山西からのバスの時刻が12時10分、人がたくさんいて乗れなかったらどうしようと一瞬焦る。大きなロープウェーで大勢乗れたので良かったが、阿蘇山西で昼食をとる予定だったがまともな時間がなくなってしまった。前の時刻で帰ってきても、レストランで食べる余裕がなかったかもしれない。コンビニ弁当でも持ってくれば良かった。

登りのバスの中から草千里を見た時に良い場所だったので、ここで降りる。JR東海ツアーズの情報だと1時間もあれば充分だといっていたが、実際に行ってみれば予想と全然違った結果となった。とても広〜く、ドライブインのような店が3軒ぐらい建ち並び、観光客も大勢いて賑わっていた。草千里は散策できる場所で、馬もいたし(乗馬体験もできる)、とてものんびりできる場所である(せっかちな人は別だが)。草千里からは予約制の定期観光バスに乗らなくてはならない。次のバスにしたいという意見が出てきたが・・・。空腹でバスに乗ると、夕方までお預けをくってしまう&乗り物酔いしやすくなるらしいので、昼食もここでとっておきたい。弁当のようなものがあれば、と思ったが探しても見つからないので結局レストランで昼食をとる。高菜入りとんこつラーメンと天ぷらうどん。こっちのとんこつラーメンは食べ慣れたとんこつに似ていて美味しい。 1時間しか考えていなかったので早めに昼食をすまし、草千里を少し歩く。がいるがみんなおとなしい。そのうち1頭は人が触っても静かでおとなしくてかわいかった。のんびりできなかったけど思い切って阿蘇に来て良かったと2人で思った。快晴ではなかったけど時々晴れ間も見えたし、天気はまずまず。雨じゃなくて良かった。また今度来たいな。今日のスケジュールは時間に余裕がなかったので、もっと余裕をもって計画をたてておけばよかった。あとで解ったことだが、身近な人が結構阿蘇に行っていたので、直接いろいろな情報をもらっておけば良かったね。ついつい2人とも後悔と反省だらけになってしまったが、それだけ阿蘇が良かったということだったかもしれない。今度は駅からレンタカーでのんびり行くぞ!

写真:草千里 写真:草千里の馬

草千里から九州横断定期観光バスに乗る。阿蘇の山並みは今まで見たこともない山並み。まるで緑のじゅうたんのよう。「米塚」が登りの時に見れなかったが、下りで見えた。ぽっくりとへこんだ何だか不思議な緑の山。草原には牛がたくさんいる。富士でよく見る白黒の模様ではなく茶色い牛。バスは観光バスとあって途中説明が入る。説明だけならまだしも歌まで入る。ダークダックス?が四季の歌を歌っている。ここまでくるとちょっと笑える。車では味わえないバスの旅だね。途中乗ってくるお客さん、予約してなさそうだった。これじゃこの次のバスでも大丈夫だったかな?・・・。瀬の本で休憩する。焼きたての(暖めた)ちくわを買って食べてみたらこれがしこしこしていてうまい!。眺めの良いやまなみハイウェイを通っていく。

写真:米塚 写真:瀬の本の道路標識

気がつくと夕方、鉄輪(かんなわ)に着いていた。とりあえず温泉。小さな温泉だったけど肌はすべすべした感じ。露天は男女混浴(勇気がなくて?)入れず。夕食は・・・値段並みかなー。旅館は少し安めの所にしたのでしょうがないけど、館内で業務連絡の放送が頻繁に流れるのはちょっとねー。食事は値段相応だと思うけど放送は休めないよね。旅館はケチってはだめなのかしら(笑)。でも連休中は高いしねぇ・・・。ひさびさの布団でよく眠れた。

写真:鉄輪温泉
2002年4月29日(月曜日)

朝食を食べた後にも温泉へはいる。昨日までの阿蘇とは違って別府は暑かった。旅館で聞いたところ、海地獄から血の池地獄まではかなり距離があると聞いた。とりあえず徒歩で海地獄へ。 歩いていると途中でタクシーの運ちゃんに捕まった。様子も分からないので乗り気にもならなかった。個人的にはあまりいい印象の人ではなかったし。 海地獄を出た後、時間もそれほどなくどうしようと思っていた。血の池地獄は見たいと思っていても遠いし・・・。

海地獄に着くと、本当に池は青い!綺麗なマリンブルー!。温泉卵もあった(食べておけば良かったbyこな)。池を見ていたら、こな君の近くを着ぐるみの閻魔大王が登場。肩を抱かれてシャッターチャンス!。その後、池を見ていた他の観光客の横で一緒に池を眺めていた。その後ろ姿は哀愁を漂わせていた。

写真:別府・海地獄 写真:きぐるみの閻魔大王

そこへ!またもや運ちゃんに捕まった。今度は違うタイプ。融通が利く感じだったのでお願いした。タクシーに乗って血の池地獄へ。今度は本当に真っ赤!しかし海地獄よりも温度は低い。隣の竜巻地獄はちょうど時間が合わず見れなかった。ちょっと惜しい。

その後、意外と時間に余裕が出てきたので、旅館のオバチャン・タクシーの運ちゃんの2人がかりでオススメされた貴船城(きふねじょう)へ。高台にあり、なかなか見晴らしのいいところで、別府湾を眺めることができた。なんとそこでは白い大蛇がホルマリン漬けでまつられていた。これは先代の蛇ということで、次に見たのは現在このお城を守っている生きた白い大蛇!これがすごかった。真っ白な体に金色の文様があり、こんな白い大蛇は見たことがなかったのでじっと見てしまった。しかも触らせてもらった。ヘビは冷たいイメージがあるが、生暖かいような感じで、ぬるぬるしているわけでもない。よく見てみるとかわいい顔しているので「かわいい顔だよね」と言ったら、説明のおじさんに鼻で笑われてしまったよ(苦笑)。ヘビに触って祈祷した後に自分の治したいところを触れば、その悪いものを飲み込んでくれるという。厄払いのために2人でヘビの抜け殻の入ったお守りを買う。

写真:別府・貴船城

城の中にはいる。東海道五十三次の瓦絵が飾ってあった。3階に登り、海を見る。なかなか良い所で行って良かった。タクシーの運ちゃんもまあまあ良かったし、これも何かの縁かしら?。

別府駅に着くと、運ちゃんオススメの団子汁を発見!時間があったら食べたかったが今回は見送り。最後のお土産を買った後にホームに行く。特急ソニックはちょっと未来形の姿であった。外見も内部も、なんかスゴイ!。色合いが何とも。シートの上側(ヘッドレスト)はキーの形に似ていた。よく見ると車両の説明の所にもミッキもどきのキャラクターが描かれている。

写真:別府駅の特急あそ 写真:特急ソニック 写真:特急ソニックの車内

この旅行は特急ばかり乗って、何とも豪華な?旅だった。連休中だったので特急の指定席をとるようにしていたが、時間も気にせず気ままなぶらり旅もしてみたい気もするね。1のりさんからメールで「うさ」駅に注目するよう指示があった。なるほど!???」駅と書いてある。ここって日本?(笑)

連休とはいってもどこもあまり混んでいなかった。また行きた〜い、九州!!


トップページへ

こな